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コラム

2006年12月31日

ダイレクト・セールス・パーソンを獲得する「行動ターゲティングプレゼンテーション」

特別インタビュー: 株式会社バンドワゴン 田向弘幸 氏 

クロスコとバンドワゴンの共同サービス「すすめて繁盛」の独自技術:行動ターゲティングプレゼンテー
ションシステムは、どのようにして生まれたのか?ユニークなサービスを開発するコツと心意気を開発元
であるバンドワゴン(株)田向氏にインタビューしました。


Q:BTP(行動マーケティングプレゼンテーション)を思いついたきっかけはなんだったんですか?


田向:神の啓示。


Q:ええ~?

思いついちゃったんだから、仕方が無い(笑)。これは神の啓示だから。でもそのままじゃ怪しい人になっちゃうので説明すると、そもそも僕はWebサイトを見るときに「BOOK MARK」ってしないんですよ。普通にECサイトを調べてよさそうなところがあっても、いちいちBOOK MARKやメモは面倒だからしない。ずっと、Webページに「しおり」が付けられないかな、と考えていたのが最初ですね。
それで「しおり」をするって、いうことは、ただ栞がはさんであるだけだから、個人の情報は取れない。
でも、その人の「属性」は取れるんじゃないか。その属性を使えばマーケティングのサービスにに使えるかもしれないと思った。そのアイデアをいろんな人に話すと、反応が良くて「これはいけるんじゃないか」ということで形にしていったのがBTP。


Q:BTPの発想や、実際の行動ターゲティングのためのデータ取得のポイントは、現在主流のUSで開発されたBT(行動ターゲティング広告)がやっていることと同じですよね。これは、そういうものを参考にされたんですか?

いや、まったくのオリジナル。真似なんてしていない。僕はアーティストなので「パクリ」は嫌い(笑)。「こんなものが作りたい」というアイデアをメンバーに話して、そこから「こんなことができたらよいのではないか」とアイデアを出し合って、仕様を決めて作り上げていった。バンドワゴンは、フットワークの良さは天下一品なので、発想からプログラムの形にするまで三ヶ月くらいだったかな。(実際に、そのあと六本木ヒルズのサイトで実装*1)


Q:「すすめて繁盛」っていう商品名を考えるきっかけにもなったのが、Webサイトに訪れる「見込み客」をつかまえる、という考え方ですが、これはどの段階で生まれたものですか?

実は古株さん(クロスコ代表)とあるECサイトへの提案をしたときに、社長の木村(木村剛 氏)が思いついた、「DIRECT SALES PERSON」という考え方がもとになってます。現在のカートシステムは、単に決済のしくみシステム化したもので、本当の「カート」がある実際の店舗とは違っている。本当の店舗では品揃えを見ているお客「DIRECT SALES PERSON」に対して店員がいろいろと「おすすめ」ができる。買うとか選ぶという事をする前に、お客の心を掴むことができる。次世代のカートってそういうものになるんじゃないのか、それがBTPの本質的なサービスコンセプトだと考え至ったわけ。


Q:その発想もユニークだったので、もっとわかりやすい商品名を、と考えたときに「すすめて繁盛」というネーミングにしたわけですが、技術面でいうと、このあとやってみたいことは何ですか。


ブログとの連動はやりたいね。こういう傾向の記事を読んでいる人にはこういう商品、というアフェリエイトに使えるクロスした情報の出し方が出来ると思う。ブログに限らずソースをミックスした情報の出し方というのはこれから必ずおこってくるだろうから。


Q:そうした技術動向を探るのに、参考にしているサイトってありますか?


ネットサーフィンなんてほとんどしない。基本的にパクリは最悪だし(笑)、サイトをたくさん見たからってそこで動いている技術を知ることはできない。だから、技術的な知識は本で得ることが多いですね。
そらから「今の技術で何ができるのか」ということは知っていそうな人に会うといつも聞いている。
今はITだけれども、このマルチメディアの世界に入り込んだときには、まったく技術のことなんか知らな
かったので本や雑誌を読みまくったし、新しいことは人に訊いて覚えていった。ずっとそうして来たから。


Q:誰かのやったことを見て、ちょっといじって「新しいサービス」とか言ってちゃだめなんですね。


いままで、たくさんアイデアを実現してきたけど、オリジナルなものを作ろうと思ったら、10の駄作の上に1つ傑作があるってくらいの感覚でやっていかないとね。

Q:ありがとうございました。


*1【御導入事例】 森ビル株式会社様 六本木ヒルズショップ&レストラン
http://www.roppongihills.com/jp/shops_restaurants/

森ビル株式会社様では、六本木ヒルズの店舗紹介サイトに本システムを採用いただきました。各店舗のページにFlashを用いた「しおり」型のユーザーインタフェースを付加しています。ユーザーは好みの店舗のページに簡単に「しおり」を付けることができ、後日いつでもアクセスした際に自分の「しおり」のついた店舗情報をすぐに見る事ができるほか、しおりの付けられた店舗情報の属性をもとに、サイト来訪時に複数の属性バリエーションに対応したおすすめ情報提供が行えるシステムとなっています。